みんな、
本当にみーんな、
大好きな唐揚げ。
もし、自宅で出店やコンビニで売ってるような唐揚げを揚げたてで食べれたとしたら、それってとても幸せじゃないですか…?
今回の記事では、お店や屋台で売ってるような味付きで衣がしっかりしている唐揚げの作り方をご紹介します。
- 調理時間10分
- 調味料は3つだけ
- フライパンで可能
の超簡単レシピなので、ぜひお試しください!
目次
屋台の唐揚げ詳細動画
また、こちらの記事は以下のYou Tubeレシピ動画を文字起こししたものです!
動画でご覧になりたい方はぜひこちらで!
自宅で完全再現できる「屋台の唐揚げ」
材料、手順、ポイントに分けて説明していきます。
屋台の唐揚げに必要な材料
- 鶏モモ肉 1枚
- 醤油 適量(あとで説明します!)
- チューブしょうが 2cm分くらい
- チューブにんにく 2cm分くらい
分量外
揚げた唐揚げの油を切るためにキッチンペーパーを2枚ほど用意しておくと便利です。
あと、キッチンの床に捨てるダンボールを置いておくと飛び散った油を後で掃除しないのでとてもオススメです!!!
屋台の唐揚げの調理手順
- 鶏肉を薄く広く切る
- 鶏肉を味付けする
- 鶏肉を揚げる
の3つの工程に分けて説明します!
1.鶏肉を薄く広く切る

まず、鶏もも肉には肉厚な部分と筋が多い部分に分かれているので、それを切り分けます。

ここから唐揚げ用に鶏肉を切り分けていく際に大切なのが、自宅で唐揚げを揚げる場合は「薄く広く切る」こと。
(動画内では「グー」ではなく「パー」の形に切ると説明しています)

お店で売ってるようなゲンコツ形の唐揚げを作ろうとすると油が大量に必要になる上に火が通りにくいので火加減の調整が難しくなってしまいます。
(スーパーなどで「唐揚げ用」として売られている肉はグーで切られていることがほとんどなので、もしその場合は軽く切り込みを入れて広げましょう)
だいたい、1枚の鶏もも肉から8〜10個くらいの唐揚げができるので、鶏もも肉1枚で大盛り1人前くらい唐揚げがつくれるイメージです!
2.鶏肉を味付けする

鶏もも肉が切れたら次は味付けです。
鶏もも肉1枚に対してチューブのにんにくとしょうがを2cm分ほどかけてまぜます。

にんにくとしょうがをしっかり混ぜてから、醤油で味付け。
分量説明の部分で醤油は「適量」としていたのですが、ふだん豆腐を食べるときにかける醤油の量をイメージしてください。
「もし目の前にある鶏肉が豆腐だったら…?」と考えながらかける量が唐揚げの適量です。

次に、この屋台の唐揚げレシピ最大のポイントなのですが、醤油をぶっかけたらもうすぐに油であげます。
よく料理番組などで「〇〇時間しっかり漬け込んだお肉」とかってありますが、漬け込む時間が長ければいいというワケではないんです。
小学校のときに理科の授業でならった「浸透圧」ってありましたよね。
塩(塩分)は水分を引き出す性質を持っているので、食材に触れた時点からどんどん水分を奪っていきます。
唐揚げから水分が奪われるということはパサパサになるということなので、ジューシーさも同時に奪われていってしまうんです。
なので、あくまで表面にだけ濃い醤油味をつけた上で、中身は味が染み込んでいない状態にすることで、濃い味&ジューシーな唐揚げを作ることができます。
また、もし唐揚げを事前に準備しておきたい場合は、にんにくと生姜までは味付けしてしまっても大丈夫です。
(にんにくと生姜には塩分が含まれていないため)
揚げる寸前に醤油をかけて味付けして、すぐに揚げるようにしましょう。
3.鶏肉を揚げる

醤油味をつけたらさっそく揚げていきます。
フライパンに入れる油の量は、鶏肉を薄く切れていれば深さ1cmもあれば十分です。

そして衣なのですが、衣は小麦粉ではなく片栗粉を使います。
片栗粉は小麦粉と比べて衣が厚めになり、揚がった後は白い雪のような部分が多くついてきます。
(ロ○ーソンの唐揚げ棒とか、衣が白っぽいですよね!あれです!)

続いて油の温度についてなのですが、衣に使う片栗粉を実際に油の中に入れて温度を確かめます。
衣を油に入れても「シュワっ」って音がしないうちは温度が低く、料理番組で聞くような揚げ物の音が出るようになってきたら適温です。

油に片栗粉を入れて”いい音”がするようになったら早速揚げていきます。
この際、鶏肉につけた片栗粉はしっかりとはたいて、できる限り余分な片栗粉を振り払います。

片栗粉に鶏もも肉をつけるときもできる限り薄く広く手で伸ばして、広げたまま油に投入。

1個目の肉を入れた後はとにかくスピーディに。
最初に入れた肉と最後に入れた肉の時間差をできるだけ短くしましょう。

全ての鶏肉を油に入れたあとは、1分ほど放置します。
揚げ始めのときにハシで触ったりすると、まだ固まっていない衣がとれてしまうので、しばらくは我慢。
この際に、フライパンの中で鶏肉がくっついていても問題ありません。

また、火は常に強火で大丈夫です。
揚げ始める時点で”いい温度”にはなっているのですが、その状態の油に冷たい(10〜20℃の)鶏肉を大量に入れることで、一度油の温度が急激に下がってしまいます。
なので、また”いい温度”になるように常に強火で揚げ続けます。

1分ほどたって裏返してからは、鶏肉から出る泡の量と音の高さに集中します。

泡の量と音は、それぞれ以下のような状態です。
- 泡の音=鶏肉と油の温度がケンカ
- 泡の量=鶏肉と油の水分がケンカ
泡の音が痛々しくなってきたら、油の温度が高すぎる状態。
泡の量が減ってきたら、鶏肉の中の水分がなくなってきている状態です。
(泡が一切でなくなるまでじゃがいもを揚げたらポテトチップスができます)
- 泡の音=鶏肉と油の温度がケンカ
- 泡の量=鶏肉と油の水分がケンカ

これは実際に揚げているときの画像なのですが、手前の肉には泡が少なくなってきていて、奥の方はまだ泡の量が大量にあります。
手前のような状態になってきた鶏肉から順にフライパンから取り出していきます。

油から鶏肉をだすときのポイントはとにかくできる限り油を切ること。
油は高温だとサラサラしているのですが、低音になるにつれてドロドロしてきます。
つまり、鶏肉を油から出したタイミングが一番油が切りやすいということ。
油から出したに並べた後にどれだけキッチンペーパーで油を吸収しようとしても、温度が下がってしまってからでは難しくなってしまうので、このタイミングでしっかり油を切りましょう。
(ハシで掴むのが怖い人は突き刺してもいいし、トングを使ったりするのもオススメです)

油から鶏肉を出したタイミングでまだ鶏肉から揚げている音が聞こえる状態がベストです。

鶏肉を油からあげていくにつれて、油の温度は徐々に上がりやすくなっていくので、1個取り出してからは急ぎましょう。
完成!

これにて屋台の唐揚げ完成です!おつかれさまでした!
自宅で作る屋台の唐揚げレシピまとめ

改めまして、屋台の唐揚げのポイントをまとめます。
- 肉は薄く広く切る(中まで火を通すのが簡単になる)
- 醤油の味付けは鶏肉を豆腐だと思ってイメージ
- 醤油をかけたらすぐに揚げる(塩分で中の水分と旨味が逃げちゃう)
- 片栗粉で揚げる(衣が厚めになる)
- 油の量は1cmほどでOK(多い方が温度調整は簡単)
また、揚げ終わった油は温度が冷めてからスーパーの袋を2〜3重にして、唐揚げの油を吸うために用意してたキッチンペーパーと一緒にしっかり縛って捨てれば問題ありません!
(油固め剤を買っておくのがベストです!)
ぜひご自宅で試してみてくださいね〜!