ぼりです!
料理を始めようと思ったときに、「調味料をどのくらい入れたらいいかわからない」って言葉はよく聞きます。
よくよく聞いてみると、レシピを見ずに作っちゃったらおいしくできないけど、いちいち分量を計るのがめんどくさい。だけど、醤油や砂糖、みりんをどれだけ使えないいのかわからない。そんな感じのお話が多いです。
でもほんとは、誰もが昔から「味付け」って行ってるものなんです。
今回は「豚の生姜焼き」を例にしてご説明させて頂きます!
ちょうどいい味付けの加減って?
まず最初に身近なところから。
豆腐に醤油かけますよね!あれももちろん味付けです。
今まで生きてきた中で「豆腐にかけたら丁度いい量の醤油」ってなんとなく感覚でつかんでいると思います。
その感覚を拡大していくのが味付け。
で、料理の言葉で三同割というものがあります。これは
醤油:味醂:酒=1:1:1
というもの、炒めものとかの味付けでこれを加えれば、いい感じに甘辛い味になるんです。
このタレに生姜を加えれば生姜焼きです。
豚の生姜焼きの作り方
ここで豚と玉ねぎにかけたら丁度いいなって思えるだけの醤油を別の器に入れてみてください。
その醤油と同じだけの味醂とお酒を注ぎ、生姜も溶き入れる。豚と玉ねぎに火が通ったら、そのタレを8~9割入れて、しばらく絡めてみてください。
で、もし薄かったら残りのタレも注ぐ。
味付けの考え方
ここでご説明したいのは、煮物などにおいても味付けの基本の考え方は変わらないということです。
これを一番シンプルに説明したのが生姜焼きでしたが、鍋に入っているお湯に対して、どのくらいの醤油を入れたらどのくらいの味になるのか。
味醂だけを使ったらどんな味になるのか。それを何度も回数を重ねることで、「調味料の感覚」をつかめるようになります。
で、たっぷりの煮汁で煮ても最終的に煮汁がなくなるくらいまで煮詰める「かぼちゃの煮物」とかもそうなんですけど、最初から煮汁がなくなることをイメージして調味料を入れてみてください。
コトコト煮ることでたつ湯気はほとんどがただの水分です。
最初に入れた調味料はそのまま残るので、最初はその材料に対して「このくらいでおいしいだろう」という量の調味料を煮汁の量を気にせずに入れること。
最初は煮汁の味はかなり薄いはずです。
しかし、最終的には水気がなくなっていき「煮詰まってくる」ので、最初にかけた調味料が染み込んだ料理が出来上がります。
まとめ
最初のうちから成功する人はもちろんいないかもしれませんが、豚の生姜焼きでも、お味噌を使った煮物でも、「このぐらいの量を入れたらこの味になる」っていう感覚さえ掴めれば、少なくとも大失敗や、食べられない料理にはなってしまわないはずなので、調味料を入れる量のイメージが湧かないという方は、そのあたりを気にして料理してみてください!
毎回レシピを見て分量を量って作るより、きっと料理が上手くなるスピードが早くなります!
以上、ぼりでした!